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これからの建築とは?
自然環境と現代社会

私たちは、文明の発達による快適な生活(繁栄)と引き換えに、膨大な資源・エネルギーを浪費し、「環境破壊」という大きな問題を引き起こしています。地球の温暖化をはじめ生態系の破壊、資源の濫用、廃棄物の累積など…、現在あらゆる生命を支えている「地球環境」が脅かされています。
とりわけ建築と地球環境の関わりは極めて深く、建築廃材の問題はさらに悪化を続けているのが現状です。
建築住宅と寿命について
ある時期を境に多くの日本建築は、「純粋なる木」に代わって、セメントなどの「化学工業製品」を多く使用するようになりました。この影響もあり、多くの日本の住宅は25年から30年程度の短寿命で破棄され、建て替えを余儀なくされています。
かつての日本建築や欧米の建築が100年以上の長寿命であることを考えると、4倍のサイクルで建て替えをしないとならない計算です。
25年サイクルで建築の建て替えを繰り返していけば、その度に多くの木材や化学工業製品を使うことになります。これによって地球温暖化の原因である二酸化炭素の排出、森林破壊、大量の建築廃材の発生といった、深刻な問題につながるのです。「建築」の長寿命化は、地球環境の改善のために最も急がれて然るべきなのです。
- 生物種の多様性の喪失
- 地球温暖化の要因の4割は、建築ライフスタイルである「生産・施工・運用・廃棄」におけるCO2排出
- 建設関係の廃材は、産業廃棄物の最終処分量全体の約4割を占める
長寿命建築の実現のために
長寿命建築を実現するためには、いくつかの課題があります。そのキーワードは「自然素材」と「リフォーム」。建築の短寿命化における、もう1つの大きな原因である「湿害」を防止するためには、珪藻土に代表される自然素材を建材として用いることが欠かせません。日本のような高温多湿な気候では、優れた調湿建材を利用し、建築を「過剰な湿気」から守らなければなければならないのです。
また長寿命建築には、リフォームやメンテナンスも必要です。化学工業製品を使った住宅をむやみに壊すのではなく、自然素材リフォームを施すことで、美しく、そして快適な空間に蘇らせる。これも人と住まいの健康を維持するために重要なことなのです。